海外拠点のプロップファームが主流の中、東京・港区に本拠を置き「日本国内運営・国内銀行送金」に対応したプロップファームとして注目を集める「Fundora(ファンドラ)」。
最大6,000万円規模の仮想運用枠、ゴールド(XAU/USD)のスワップフリー、そして高機能ツール「cTrader」に特化した取引環境を備えています。しかし、その魅力的な環境の裏には、プロップファーム特有の厳格な規律(損失管理ルール)が存在します。
私は過去、Fundora 500万円口座で一時+30万円超まで利益を伸ばしながら、日次最大損失リミットに対し「わずか4,896円」超過して失格となった経験があります。実際に自己資金で検証を続ける現役経営者トレーダーの視点から、Fundoraの特徴、全6プランの比較、最新のcBot(自動売買)規約、そして生き残るための「プロップ脳」を体系的に解説します。
1. Fundora(ファンドラ)とは? 日本発ならではの環境的メリット
海外プロップファームを利用する際、多くの個人トレーダーがハードルに感じやすいのが「英語サポートでのやり取り」や「海外送金・暗号資産による着金手続きの煩雑さ」です。Fundoraは国内トレーダー向けにそれらの課題を解消した設計となっています。
運営会社は日本国内に拠点を置き、サポート窓口はすべて日本語で対応しています。規約の確認や操作上の疑問点が生じた際も、公式LINEやメールを通じて日本語でスムーズに確認できる安心感があります。
プロ認定後の報酬支払いは、複雑な海外送金ではなく「国内銀行口座への振込」で行われます。また、個人名義だけでなく「法人名義での契約」にも対応しているのが特徴です。
なお、評価ステップおよびプロ口座での取引は仮想環境で行われるため、相場の急変等で発生したトレード損失を後から請求されることはなく、金銭的リスクは「最初のプラン参加費のみ」に限定されます。
2. Fundoraのメリット vs デメリット(注意点)
Fundoraの取引環境には多くの利点がありますが、挑戦前に必ず把握しておくべき厳格なルールも存在します。
- ゴールド(XAU/USD)がスワップフリー: 日またぎ・週またぎのポジション保有でマイナススワップが発生しない。
- フェーズ2の目標利益が「5%」: 第1段階(8%)突破後、第2段階の目標が5%に設定されており計画を立てやすい。
- cTrader特化の精密なリスク管理: 許容損失額(円単位)から適正ロットを瞬時に自動算出でき、計算ミスを防げる。
- 評価期間の日数制限なし: 期限に追われず、自分の優位性のある相場局面までじっくり待つことができる。
- 日次損失5%は「含み損(有効証拠金)」を含む: 一時的なヒゲであっても、含み損が日次制限に触れた瞬間に失格となる。
- 日またぎリセット時の含み損に注意: 朝のリセット時に含み損を抱えていると、日次許容枠が圧迫されやすい。
- 自動売買(cBot)は原則「自作」のみ: 市販ツールの無調整稼働やコピートレードは規約で禁止されている。
- プロ口座での「33.3%一貫性ルール」: 特定の1日に利益が偏りすぎないよう、安定した利益計上が求められる。
3. 【実録】500万円口座で431回取引し「4,896円差」で失格となった教訓
私がFundoraの「Liteプラン(初期残高500万円)」に挑戦した際のことです。序盤は順調に利益を積み上げ、口座残高は一時+30万円(530万円超)まで到達し、目標達成が目前に迫っていました。
しかし、早くクリアしたいという焦りからエントリー基準が甘くなり、1ヶ月弱の間に431回もの過剰取引(ポジポジ病)を繰り返してしまったのです。そして最終日、日次損失制限の基準額に対して以下の結果となりました。
わずか4,896円の超過により、500万円口座はその瞬間に失格となりました。「あと少し待てば戻るかもしれない」という個人の希望的観測は、プロップファームの監視システムには一切通用しません。この痛恨の失敗から、私は「1日の損失が上限に達する前にシステムで強制停止するcBot(自動制御)」を開発し、規律を機械化する道を選びました。
4. 【全6プラン比較】最初に「Entry(250万)」を検討すべき理由
Fundoraには、運用規模に合わせて全6種類のプランが用意されています。
| プラン名 | 初期仮想資金 | 参加費用 | 日次損失上限 (5%) | 全体損失上限 (10%) | 目標利益 (8% / 5%) |
|---|---|---|---|---|---|
| Entry 実践中 | 250万円 | 26,999円 | -125,000円 | -250,000円 | +20万 / +12.5万 |
| Lite | 500万円 | 36,999円 | -250,000円 | -500,000円 | +40万 / +25万 |
| Growth | 1,000万円 | 66,999円 | -500,000円 | -1,000,000円 | +80万 / +50万 |
| Standard | 2,000万円 | 99,999円 | -1,000,000円 | -2,000,000円 | +160万 / +100万 |
| Professional | 4,000万円 | 249,999円 | -2,000,000円 | -4,000,000円 | +320万 / +200万 |
| Master | 6,000万円 | 449,999円 | -3,000,000円 | -6,000,000円 | +480万 / +300万 |
「最初は口座規模の大きいLite(500万)やGrowth(1,000万)に目が向きがちですが、私が現在『Entry(250万)』から再スタートしているのには明確な理由があります。」
「参加費用を抑えつつ、全体の許容損失枠(HP)が250,000円(日次125,000円)確保されている点が非常にバランスに優れています。1トレードの許容損失を口座の0.25%(6,250円)に設定すれば、仮に20連敗しても日次上限にも全体上限にも抵触しません。まずはこのサイズで『ルール通りに損切りを実行する規律』を固めるのが最も堅実なステップです。」
5. 最新EA・ツール利用規約|自作cBotと禁止事項の境界線
Fundoraでは自動売買(cBot / EA)や補助ツールの利用について明確な規約が設けられています。規約違反とならないよう、事前に基準を把握しておくことが不可欠です。
- ✅ 認められている運用:
・原則として、トレーダー自身で作成・管理しているEA / cBot(半裁量ツールを含む)
・AI等を活用しながら、自身でロジック設計・パラメーター調整・ビルドを行ったオリジナルcBot - ❌ 禁止されている行為:
・第三者が作成した市販EAや無料配布EAの無調整稼働(ソースコード確認時に証明できないもの)
・自動・手動を問わず、第三者の取引をそのまま複製するコピートレード
・エントリーから極端に短い秒数(20秒未満など)で決済を繰り返す超高速スキャルピング
6. Fundoraで生き残るための「プロップ脳」3つの鉄則
4,896円の超過で500万円口座を失った失敗データから導き出した、Fundoraで長期生存するための3原則です。
Fundoraの日次損失は含み損を含めた有効証拠金でリアルタイムに判定されます。上限ギリギリまで粘るのではなく、250万円口座(日次上限125,000円)であれば「損失が半分〜遅くとも124,000円に達した時点で全決済・当日終了」という安全弁を設けることで、不測のスリッページによる失格を防ぎます。
感覚や目分量でロットを入力してはいけません。cTraderの注文パネルで「許容損失額:6,250円(250万円口座の0.25%)」を確認しながらストップロス(逆指値)の位置を決め、システムが自動算出した適正ロットでエントリーします。
日次ドローダウンの基準額は毎朝リセットされます。リセットの瞬間に大きな含み損や含み益を抱えたまま日を跨ぐと、新しい1日の許容損失計算が複雑になり、思わぬ押し目で日次上限に触れやすくなります。原則としてリセット前にポジションを決済し、フラットな状態で翌日を迎えるのが安全です。
7. Fundoraの評価テスト開始までの基本4ステップ
Fundoraでの評価テスト開始までの流れは、すべて日本語の案内画面で完結します。
- 公式サイトで規約とプランを確認: 最新の利用規約および各プランのドローダウン条件を確認します。
- プランの選択: 最初はリスク管理のペースを掴みやすい「Entry(250万円口座)」などの基本プランから検討するのが無難です。
- アカウント登録と手続き: メールアドレスと基本情報を登録し、所定の手続きを完了させます。
- cTraderへの接続と環境設定: 発行されたログイン情報をcTraderに入力します。いきなり大きなロットで取引せず、まずは最小ロット(0.01ロット等)でストップロス設定と損失額表示の動作を確認してから検証をスタートしましょう。
8. まとめ:ツール(cTrader)と仕組みの力で感情のブレを抑える
Fundoraの大きな強みは、直感的なリスク管理ができる「cTrader」と「ゴールドのスワップフリー」、そして「国内運営の日本語環境」が揃っている点にあります。
しかし、どれほど取引環境が整っていても、私のように感情的な過剰取引で4,896円の超過を出してしまっては意味がありません。最初から短期的な利益を狙って大振りするのではなく、「0.25%〜0.5%の小さなリスク枠」と「cTraderの自動制御機能」を盾にして、淡々と規律あるトレードを積み重ねていきましょう。
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